鍋の選び方・使い方・取扱いの注意
1. 底の厚いものを選ぶ
鍋の周囲だけが厚く底の薄いものはさけたい、火の廻りが不均一になりやすく焦げ付き、破損の原因になる。
2. サイズ選びは慎重に
大きすぎず、小さすぎず、自店の客層、料理の趣向などバランスを良く考えて鍋のサイズを決めたい。
■ 鍋の用途
1. 寸胴鍋
一度沸騰すると以後は小さい火で沸き続ける特性をもっている。
2. 半寸胴鍋
口径が狭く深さは寸胴鍋の半分くらいであるため鍋の中の材料を混ぜるのに便利。
3. 外輪鍋
口径が広く、熱が平均に行き渡るために蒸発が早く、煮汁を煮詰めたり、炒め煮に利用する。
4. 片手鍋
少人数の料理、スープ、ソースの仕込みの小出し用に。簡単な料理に使われる。仕込みの小出し用に。
5. 浅型片手鍋
ソースの仕上げに重宝がられている。
■ 鍋の仕様
1. アルミ打出
アルミを『打出』する事により鍋の強度が増し、通常品に比べ、1.5~1.8倍の頑丈な強度になります。プロの現場や長時間調理をされる等などに適しています。
■ 鍋について
我々人間が生活する上で不可欠の三要素の必要条件、衣食住。
この中で最も我々の五感(視覚、嗅覚、味覚、時によっては聴覚、触覚も含まれる)を快く刺激してくれる食生活。又、その食生活の中で重要な位置を占める鍋。鍋について思いついたいくつかのことを述べたいと思う。
装飾品としても美しい胴鍋は昭和初期頭プロの職場で数多く使用されていた。それは当時のレンジが石炭レンジで、熱い鉄板の上の作業のため熱効率の良い鍋が適していたのである。とくに西洋料理にとって火加減は大いに料理の味と関係があるので、頻繁に使用していたものと思われる。
現在では厚手のアルミ鍋が重宝がられ、使用される鍋の主流となり、使用する側から見て「軽さ」「扱い易さ」「清潔感」などいろいろ利点があるが、アルミの加工容易度など製造側の利点も見逃してなるまい。
プロキングは特別に精製された高純度アルミ材を使用し、特殊ドロイング機械で製造しますので、完成した製品は強靭性と耐力に富み、頑強です又、取手は熱伝導の低い特殊合金を採用。デザインだけではなく機能を追求した結果です。
株式会社 中尾アルミ製作所
創業者 中尾 富美夫