1. 底の厚いものを選ぶ
鍋をお選びいただく際は、板厚が厚くしっかりとした作りのものをおすすめいたします。
板厚が薄いと、熱の回りが不均一となり焦げつきやすいだけでなく、加熱による変形や破損の原因にもつながります。長く安心してご使用いただくためには、全体的に均一な厚みがあり、熱伝導に優れた鍋をお選びください。
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2. サイズ選びは慎重に
鍋のサイズは、お料理の量や用途に応じて適切なものをお選びいただくことが大切です。
大きすぎると扱いづらく、小さすぎると調理効率が落ちることがあります。ご家庭の人数や調理スタイル、使用頻度などをよくご検討のうえ、バランスの良いサイズの鍋をお選びください。
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3. 熱源に適した材質を選ぶ
鍋をお使いになる熱源(ガス火・IH(電磁調理器)など)によって、適した材質が異なります。
たとえば、アルミ製の鍋はIHには対応しておりません。一方、ステンレス製の鍋はIH調理機器で使用可能、オール熱源対応です。ご使用中の熱源に対応しているか、商品ページや製品説明をよくご確認いただくことをおすすめいたします。
■ 鍋の用途と特徴

- 寸胴鍋 -
鍋の直径と高さが同じものを寸胴鍋といいます( 例:直径30㎝ × 高さ30㎝ )一度沸騰すると、その後は小さな火力でも沸騰を保てる特性を持っています。
熱がしっかりと全体に伝わるため、スープ・だし・カレー・煮込み料理など、大量調理に適しています。プロの厨房やご家庭でも、まとめて調理したいときに重宝されます。

- 半寸胴鍋 -
口径が狭く、深さは寸胴鍋の約半分の高さです。そのため、鍋の中の材料を混ぜやすく、火加減の調整もしやすいのが特徴です。
シチュー・煮物・茹で料理など、混ぜながら加熱する料理に最適です。

- 外輪鍋 -
口径が広く浅めの形状で、熱が平均的に鍋全体に行き渡るため、蒸発が早く、煮詰め料理に向いています。
煮汁を煮詰める煮魚やロールキャベツ・炒め煮・ソースの濃縮など、水分を飛ばしながら調理したいときに非常に便利です。

- 片手鍋 -
持ち手が一本で取り回しがしやすく、少人数分の調理や小出しの仕込みに最適です。
スープ・ソースの仕込みなど、少量を手早く作りたい時に向いています。手軽に使えるため、毎日の調理に役立ちます。

- 浅型片手鍋 -
深さが浅いため、液体の蒸発が早く、ソースや煮詰め料理の仕上げに適しているお鍋です。
バターソースやグレービー、仕上げの煮詰めなど、繊細な加減が必要な場面で重宝されています。

- 雪平鍋 -
軽量で熱伝導に優れた、毎日の調理に便利な片手鍋です。底が広めで浅く、食材への火の通りが早いため、手早く調理したい時に重宝します。
煮る・茹でる・温めるといった幅広い用途に対応し、注ぎ口付きの形状は、味噌汁・煮物・湯豆腐などを手早く調理するのに適しています。

- フライパン -
炒める・焼く・揚げるなど、あらゆる加熱調理に使える万能調理器具です。
底面が広く、火が均一に通りやすいため、野菜炒め・ソテー・卵料理・焼き魚などに最適です。
アルミ製のフライパンは軽量で熱伝導が良く、素早い温度調整が可能なため、パスタ調理に向いています。フッ素樹脂加工タイプはこびりつきにくく、焼き物や手入れのしやすさにも優れています。
◎鍋は材質や形状、厚みなどによって使い心地が大きく変わります。
当店では、創業67年の経験と技術を活かし、用途に応じた鍋を多数取り揃えております。ぜひ、お料理に合わせて最適な一品をお選びください